きれいな水道水
名水よりきれいな水道水=分かりやすい評価法開発-全国地図作成へ・徳島文理大
水のきれいさや成分、起源を分かりやすく評価する方法を徳島文理大工学部(香川県さぬき市)の吉田知司講師らの研究チームが開発した。日本の一部の名水や水道水、市販の国内外のミネラル水を評価、比較すると、徳島県海南町などの水道水が、名水やミネラル水と同等かそれ以上にきれいであることが分かった。9月1日から千葉工業大で開かれる日本分析化学会で発表される。
この評価方法は、有機汚濁物の割合を示すCOD(化学的酸素要求量)、硬度、酸性・アルカリ性を示すpHを中心として、カルシウムなど各種イオン成分を示す指標や、水源を地下水や海水などに分類する指標を組み合わせた。
評価結果によると、京都など5府県の名水や国内外の計18種類のミネラル水のCODは、いずれも0.1~0.3ppmと低く、良好。水道水でも、海南町で採取した海部川の地下を流れる伏流水が水源の水は0.1ppm、沖縄県西原町の水は0.2ppmだった。
硬度は大半が低い軟水だったが、沖縄県の名水「垣花樋川」(玉城村)や水道水は、水源が石灰岩質であることを反映して高め。ミネラル水では、フランス北東部の山脈を水源とする水の硬度が極めて高かった。pHは総じて中性だった。
吉田講師は「旧環境庁が1985年に『名水百選』を選定したが、水道水を含め、日本各地の水質の現況が分かるデータがない。水の全国地図を作り、早ければ来年にホームページで公表したい」と話している。
時事通信2004.8.31 6時4分更新
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