想われニキビ
思われニキビ説は、一般的に、ほぼ、「想い→おでこ、想われ→あご、ふり→右頬、ふられ→左頬」の順になるようだ。男性は逆順、という説もある。いったい誰が言い出したのか。ニキビといえばクレアラシル発売元のブーツ・ヘルスケア・ジャパンに問い合わせてみた。
マーケティング部の大木章吉さん(43)は話す。いまでもこの説は健在なのだ。
「残念ながら説の発祥や根拠については詳しいことはわからないんです。ただ皮膚の専門家によると、心に動揺があると顔の皮脂分泌が活発になり、それがニキビに結びつく可能性があるとか。好きな異性の前で動揺すると顔が赤くなったりしますよね。それと関係があるようですよ」(中略)
この仮説を唱えたのは、ニキビ治療で有名な「Dr.マノ メディカルクリニック」のまのえいこ院長(50)。「好きな人を想ってウキウキした気分になると血行がよくなり顔がツヤツヤ、生き生きした表情になりますね。同時に皮脂分泌も活発になり、Tゾーンやあごなど脂腺の多い部分にニキビが出やすくなるのです」と解説する。先生によると思春期のニキビは第二次性徴の産物。男女ともに性ホルモン分泌が多くなると脂腺が発達し、毛穴がつまりやすくなるせいだそうだ。
また、化粧品会社「アルビオン」の部長で、ビューティーサイエンティストの肩書を持つ岡部美代治さん(55)も、「ニキビは年齢によってできる部位が変わる。そこに説との関連があるかもしれない」と推察する。「思春期のニキビは額からでき、頬、あご、フェースラインへと下がってくる。理由は解明されていませんが、大人の肌になる過程でホルモン感受性が変化するため、と言われています」(中略)
「ニキビのできている場所で原因がわかることはある。額は髪の毛先の刺激、フェースラインはシャンプーや洗顔料のすすぎ不十分、頬の左右で出方に違いがあれば、利き手で無意識的にニキビを触っている可能性があります」と岡部さん。
都市伝説探偵団/想われニキビの根拠を探る『AERA2004.9.20』
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