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2007.11.11

WC

「エチケットのすべて」は今、東京のわが家の本棚にあって、今年の春、久しぶりにエイミーの考えを調べたくなった。

 イギリスのウィリアム王子と恋人ケイト・ミドルトンの破局が報じられ、原因は「トイレ」の使い方だったんじゃないかと、一部のマスコミが推測していた。どうやら便所のことをtoiletと呼ぶのは、英国の中流階級以下で、ハイソサエティーのお方はそんな言葉を使わないらしい。そこで平民のケイトの母親が、平気な顔をして女王の前で Where's the toilet? などと聞いたので、別れることになったとか。
 さすがにtoilet禁止の項目はなかったが、英国で丁寧に便所の場所を尋ねる場合はWhere may I wash my hands? という表現がおすすめだと書いている。アメリカ人にとって馴染みの薄いwater closetの略語「WC」についても、詳細な解説があった。

アーサー・ビナード/略語と礼儀『週刊現代2007.11.17』

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